知的障がいを伴わない学習障害である、ディスレクシア(読み書き障害・難読症)への理解を深めるために、「ディスレクシアのこどもたちのつどい」に参加させて頂きました。
小学校一年から大学生までの人たち、保護者、言語聴覚士やその学生さん、私たちも含め50人くらいのつどいでした。
一部の『デイスレクシアあるある』では、「発達性ディスレクシアとは」という啓発DVDを見ながらみんなのあるある話をしました。
二部の『音楽タイム』は、HappyMuseのメンバーからみなさんにフィギャーノートを紹介しました。みなさんには実際にトーンチャイム・鍵盤・リコーダーを演奏しながら、見やすさ、やりやすさ、要望などを伺いました。
三部は保護者の時間。中・高・大学生のお兄さんたちを囲んで、小学生の頃どうだったか、何が辛かったか、どうしてほしかったか、何が役に立つか、などを話して頂きました。
一見何の困りごともないように見える好青年のお兄さんたちが、人知れず不安やいらだちを抱え、無理解な環境下で、人一倍努力し、時にはあきらめ、関心がないふりや宿題を忘れたふりなどもしながらなんとかしのいできた苦労話は彼らの様子が目に浮かぶようで、大人としてとても申し訳ない気持ちになりました。
フィギャーノートはわかりやすいと好評でよかったです。
「うちの子、実はピアニカを持ってくるのはいやだ、今日は参加したくないと言ってたんです。どうせできないから、って」とおっしゃるお母様の視線の先には「できた!できた!」といつまでもはしゃぎながら演奏しているお嬢さんの姿がありました。
この日の内容は主催者様からDVDで頂いたので、今後の研修会でも活用させて頂きます。
(本研修はキリン福祉財団、キリン子育て応援事業助成事業です)